魔術の伝承と知識-About Witchcraft-

世界に眠る呪物

大いなる魔の力を宿し、所持する者の目的を達成へと導く物、それが呪物。 古来より、災厄から逃れ、病を予防し、願望を達成して、種族を存続させる、と多種多様な目的で崇められてきました。その呪物を構成する材質は石や金属といったものから、動物の骨を使ったものまで、実に様々だと言います。今回は、今も世界中に眠る呪物についてご紹介いたしましょう。

世界に眠る呪物

◆石や金属を使った呪物

石や金属は、呪物の基本的な素材として使用されてきました。
ヨーロッパでは穴のあいた石を、魔除けとして家の中に吊るす風習があったそうです。そうすることで、邪悪なものの侵入から家を守ったのです。同じように、家を守るための呪物としては、馬の蹄鉄(ていてつ)が盛んに使われました。蹄鉄の開いた方を上にして建物に打ち付ければ、幸運を呼びこむお守りとなり、開いた方を下に向けて打ち付ければ、好まざる客(霊的なものから訪問販売や泥棒も含め)を遠ざける力を発揮したと言います。

◆虫や動物を使った呪物

石や金属といったものを使った呪物は、現在でも資料として残されています。
しかし、なかなかその形を維持しがたい呪物もありました。それは、生き物を使った呪物です。たとえば、虫に魔力を込めた後、外に放つという方法は、他人に何かしらの影響を与えたいときに使われました。一種の使い魔のように、虫が相手の元へ魔力を運ぶのだと言います。また、自分に降りかかった呪念をなすりつける対象として、虫や動物が使われることもありました。虫や動物の体に呪いを移し、それを瓶に閉じ込めて十字路に置き去りにするなどして、人々は自らの災いを避けていたのです。

◆人間を使った呪物

おどろおどろしい側面を持つ魔術の世界で使うものは、なにも動物だけにとどまりません。
ときには人間でさえも、その力の一部として使うこともあったのです。たとえば、『栄光の手』と呼ばれる呪物は、その名の通り人間の“手”を使って作られた呪物です。絞首台で処刑され、ぶら下がっている犯罪人の手を切り落とし、塩漬けにして作られた『栄光の手』は、指の間にロウソクを立てて使いました。対象となる人物の玄関先で、そのロウソクに火を灯すと家の中にいる人の活動を封じる事ができたのです。その間に家の中の魔術書を盗むことも、呪いをかけることもできて、あらゆる意味で都合の良い、使い道の豊富な呪物であったと言います。

この他にも、世界には想像もつかないような呪物が存在しました。より強い魔力を手に入れるため、魔術師たちは寝る間も惜しみ呪物の材料を研究・発掘したのでしょう。我々黄金の夜明け団の魔術道具も、そんな呪物のひとつであります。いずれも強い魔力を宿しており、さらに大魔術師アドリアナのパワーが注ぎ込まれています。

大魔術師アドリアナ・ウィン・ウェストコットは言います。
『どんな呪物であれ、強く念じることでその物のパワーを高めることができる』と。魔術師の力が、悪魔の力が、貴女自身の思い描く願望波動と融合すれば、力が大きく膨らみ解き放たれるのです。黄金の夜明け団の魔術道具を手にしたのであれば、是非、強く念じることです。貴女の思いが希望を実現させる力の源となることでしょう。

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