魔術の伝承と知識-About Witchcraft-

悪魔召喚儀式

魔術儀式において召喚する存在は、天使、神、精霊、人霊とさまざまですが、最も大きな力を生み出すのが悪魔であるといわれています。しかし、悪魔を呼び出すという行為は、誰にでもできるものではありません。魔術結社などの団体でも、これができるのは上層部のわずかな人間のみなのです。仮に、無知な人間が手を出し、失敗すれば、悪魔との主従関係が崩れ、あっという間に悪魔の手下となってしまうこともあるのです。豊富な知識と強い力を持つ魔術師が、悪魔を召喚し自在に操る。そしてその力により希望を現実ものもとし、己の欲望を満たす。これこそが、悪魔召喚儀式の醍醐味であるといえるでしょう。

悪魔召喚儀式

◆「契約型」と「命令型」

悪魔召喚のパターンは、2種類に分けられます。ひとつは、悪魔の力を借りるため、交換条件の契約を結ぶ『契約型』。もうひとつは、魔術師が悪魔の上位に立ち、悪魔を使役する『命令型』です。『契約型』は、悪魔の力と引き換えに、代償を払うことになります。それは、魔術師の魂や肉体であったり、家族や友人、婚約者の人生を棒に振るう出来事であったりします。不幸がほぼ確実に降りかかることから、身を投げうってでも叶えたい願望でないかぎり、実行は難しいものなのです。
一方『命令型』は、悪魔との取引を必要としないため、魔術師側に危険が降りかかることはありません。しかし、悪魔に命令を下すということは誰にでもできることではなく、相当の力を持った魔術師が正しい手順で儀式を行なった場合のみ、実現可能となるのです。

◆魔法円や三角形の役割

このような儀式をより安全に行なうため、多くの魔術流派では、魔法円や三角形の役割を重要視しています。魔法円は、魔術師の身を守る結界の役割を持っており、儀式中、ここから出ることは自殺行為であるといわれています。また、悪魔は必ず魔法円の外に描いた三角形の中に降ろします。これはいわば牢獄の役割。魔法円に侵入してきたり、魔術師に攻撃をしてこないよう閉じ込めるのです。しかし、中には魔術師の命令を聞かない悪魔もいます。そういった悪魔が現れたときこそ、魔術師の力の見せ所です。段階を踏んで徐々に強い呪文へと切り替えて、悪魔が折れたすきにすかさず力強く命令をします。

◆黄金の夜明け団の悪魔召喚技法

団体によっては、こうした儀式を独自のしきたりを加えて行なっている所もあります。しかし、今に存在する結社の儀式内容を口外してはならないのもまたしきたり。
魔術結社というものは固い結束をもって成り立っているため、内情を口外すれば、団体の崩壊を意味するのです。このことから、儀式の詳細はご説明できないものの、長い年月をかけてつくりあげた我が結社の悪魔召喚技法は、高い完成度を誇っています。さらに、儀式によって魔力を持った物々は、主宰者アドリアナ・ウィン・ウェストコットによって固く守護魔術をかけられ、プロテクトされています。ですから、決して所持する方に呪いや悪魔の力が及ぶことはないのです。そしてもちろん、強力なエネルギーを生み出すことは、言うまでもありません。

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